学び・スポット Discovery Spot

歩けば見つかる、玉造温泉の物語。

玉造温泉には、温泉だけではない、知ればもっと楽しくなる物語がたくさんあります。古代から続く玉造の歴史に触れられる資料館や史跡公園、出雲神話の世界を感じられる神話オブジェや影絵、旅の途中でひと休みできるおすそわけ茶屋、玉造ならではの風景を楽しめるエッグベーカー坂。 温泉街を歩きながら、見て、触れて、知ることで、玉造温泉の新しい魅力に出会えます。何気なく歩いていた道にも、実は知らなかった物語が隠れているかも。家族で楽しむのも、ゆっくり散策するのもおすすめです。さあ、玉造温泉の歴史と文化、そして街の魅力をめぐる旅へ。

  1. Discovery Spot | 01

    出雲玉作資料館

    日本唯一の「玉作り」専門資料館

    出雲玉作資料館は、古代からの一大勾玉生産地である玉造の歴史を伝える、全国でも非常に珍しい「玉作り」の専門資料館です。国の史跡に指定されている遺跡群の中心に位置し、館内には歴史の深さを物語る貴重な出土品が数多く展示されています。 特に、重要文化財に指定されている古代の玉作りの道具や、未完成の勾玉、原石などのコレクションは見応え十分です。 さらには、江戸時代から受け継がれてきた伝統工芸「出雲めのう細工」の高度な職人技や作品、温かみのある地元の「布志名焼」の歴史にまで触れることができ、この土地が誇るモノづくりの系譜を多角的に学べる文化施設です。

    館内では、古代の人々がどのような工程と道具を使い、あの美しい曲線を持つ勾玉を作り上げていったのかを、時系列の展示を通して視覚的に追体験できます。一見するとただの石に見える原石が、職人の手によって次第に理想的な勾玉の形へと姿を変えていく職人技の軌跡を間近で観察可能です。 ただ眺めるだけでなく、古代人の知恵やモノづくりへの情熱を深く学ぶことで、現代まで息づく勾玉文化の奥深さを知る、知的で贅沢な時間をじっくりと楽しめます。

  2. Discovery Spot | 02

    出雲玉作史跡公園

    古代の勾玉工房へタイムトラベル

    出雲玉作史跡公園は、弥生時代から平安時代にかけて日本最大級の勾玉生産地として栄えた集落跡を、そのまま整備・保存した歴史公園です。玉造温泉街を見下ろす丘に位置し、当時の玉作り遺跡が完全な形で発掘・保存されている大変貴重なスポットです。 ここには出雲玉作資料館、記加羅志(きがらし)神社跡古墳、工房跡の原状保存施設、工房跡を示す台座、復元家屋など、20近くもの遺跡が整備保存されています。まさに歴史の教科書がそのまま目の前に現れたような場所。 もちろん「公園」なので、ピクニックにもピッタリ!歴史を肌で感じながら、散策が楽しめます。

    かつて「玉作り」の拠点だった遺跡を保存・公開しているこの公園は、1300年以上前の古代出雲で生活をしていた人たちの暮らしに思いを巡らせることのできる場所です。 復元された竪穴式住居や工房の内部では、当時の建築技術を肌で感じたり、点在する工房の台座跡を巡りながら歴史のロマンに浸ったり。温泉街の賑やかさから少し離れ、玉造温泉のルーツを体感してみませんか。

  3. Discovery Spot | 03

    神話オブジェ

    玉造を歩けば出会える、出雲神話の世界

    玉造温泉を歩いていると、街のあちらこちらで出会うことができる「神話オブジェ」。出雲地方に古くから伝わる神話や物語をモチーフにしたオブジェが温泉街に点在し、旅の途中で思わず足を止めたくなる、玉造温泉ならではの街歩きスポットです。 出雲地方には、ヤマタノオロチや因幡の白兎など、誰もが一度は耳にしたことのある神話が数多く残されています。そんな神話の世界を身近に感じながら、温泉街を散策できるのが魅力。オブジェを見つけたら、どんな物語が表現されているのか想像しながら眺めてみるのもおすすめです。

    オブジェの作者は奈良平城京遷都1300年祭の公式マスコットキャラクター「せんとくん」の作者としても知られる彫刻家・薮内佐斗司(やぶうちさとし)氏によって手がけられています。愛らしくもどこかユーモラスで、生命力にあふれた表情が訪れる人々を魅了し旅の記念写真を撮るスポットとしても楽しめます。 玉造温泉の歴史や文化に触れながら、街歩きを楽しんでみてください。

  4. Discovery Spot | 04

    おすそわけ茶屋

    落ち着く和の空間でホッと一息

    玉造温泉街を散策する途中に、ふらりと立ち寄りたくなる「おすそわけ茶屋」。ここは、旅人と地域の人との交流が生まれる、玉造温泉ならではのあたたかなおもてなしスポットです。 店内では、ひと休みしながらお抹茶や和菓子などを楽しんだり、地元の人とのふれあいや、温泉街の日常を感じられるのも魅力のひとつ。

    「おすそわけ」という名前のように、玉造温泉の魅力や人の温かさを訪れる人へ分けてくれる場所です。散策の途中でちょっと休憩したいときはもちろん、旅のおすすめを聞いたり、次に訪れる場所を探したりするのにもぴったり。 温泉街を歩いて、見て、食べて、そして人と出会う。そんな玉造温泉の楽しみ方を、もう一歩深く味わえる場所として、ぜひ気軽に立ち寄ってみてください。

  5. Discovery Spot | 05

    エッグベーカー坂

    焼き物の宝を探しに行こう!

    玉湯地区には、湯町窯と布志名焼という歴史ある窯元があります。温泉街から、出雲玉作史跡公園へと続く坂の小道。実はこの小道、足元をよく見てみると・・・。湯町窯の焼き物のかけらが、宝探しのように埋め込まれています。ひょっこり顔を出す温かみのある黄色や青の破片。 そんな可愛らしい発見を楽しみながら坂を登りきり、出雲玉作史跡公園を抜けると出雲玉作資料館が見えてきます。そこでは名品やめのうの歴史に触れることができます。

    玉造温泉の街歩きで出会う「エッグベーカー坂」。名前の由来や周辺の風景にも目を向けながら歩けば、温泉街の何気ない場所にも楽しみや発見があることに気づかされます。観光名所を巡るだけではなく、路地や坂道、街の小さな仕掛けを探しながら歩くのも、玉造温泉ならではの楽しみ方です。

  6. Discovery Spot | 06

    影絵

    影絵を楽しむ夜の温泉街

    夜の玉造温泉を歩くなら、ぜひ探してほしいのが、温泉街のあちこちに描かれた「影絵」です。街灯や建物などを利用して映し出される影絵には、出雲地方に伝わる神話や物語を感じさせるモチーフが描かれ、昼間とはひと味違った幻想的な温泉街の表情を楽しむことができます。 夕食を終えて宿へ戻る前に、ゆっくりと夜の温泉街を散策してみるのもおすすめ。昼間に訪れた場所も、夜になると光と影によって新たな景色に変わります。足を止めて影絵を眺めたり、写真に収めたりしながら歩けば、玉造温泉で過ごす夜がより印象深いものになるはずです。

    温泉に入って、食事を楽しんだあとは、少しだけ夜の街へ。静かな温泉街に浮かび上がる影絵を探しながら、玉造温泉ならではの夜のひとときをお楽しみください。